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2015年1月 9日 (金)

伝統構法の一端に触れて(1)

水俣エコハウスは伝統構法によって建てられています。

金物を使わず木を組むための「仕口」や「継ぎ手」の加工は、大工さんが墨付けし、ノコギリ、ノミ、カンナを使って〝手刻み″で行われています。

※2つの部材を直角に接合する方法、またはその箇所を「仕口」、長さ方向に接合する場合を「継ぎ手」と言います。

現在の住宅現場では、プレカット工場で、コンピューター制御の機械で加工された構造材を使っているため、大工さんが手刻みを行うことはほとんどないそうです。

水俣エコハウスでは梁などに継ぎ手や仕口が見えているのですが、どのようなつくりかは素人には分からず、「追掛大栓継」、「金輪継」、「子根ホゾ込み栓継」などの言葉を「ムズカシイ…」と覚えただけでいました。

Cimg5413                           天井を見上げると「金輪継」が目に入る

Cimg5410                          二階廊下から見下ろす 「蟻掛け」

そうこうしていると、知り合いになった大工歴40年の水俣の大工さん、

継ぎ手を2つと仕口を1つ、外して中が見えるようにと作ってくださったのです。

作られるところを見せていただいたので、ご紹介します。

まずは大工さんの大事な道具の、鑿(のみ)です。

P1010399

大きいものは差し鑿と言って、叩かずに手だけで使用します。

さて、これはエコハウスでも目にする「蟻掛け(ありかけ)」という仕口を作られるところです。

まず印を付けます。

手が汚れるから鉛筆で付けたと笑っておられましたが、

昔からの墨で付けると雨に濡れても消えることがないそうです。

P1010370
鋸で切り目を入れてから鑿で彫っていきます。

P1010391

P1010393

やっっぱりカッコイイですね!

こちらが頂いた完成品です!

Cimg5417

内部がどんなふうに刻まれているのかは、エコハウスにいらしたときにご覧になってくださいね!

さて、あと2つについてはまた次回ご報告します。

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