« 2015年6月 | トップページ | 2015年8月 »

2015年7月

2015年7月30日 (木)

梅干し作り③~土用干し~

P1010555

台風12号も過ぎて、遂に梅雨明け、快晴です!

5月末に塩漬けした梅、梅酢の中にずっと漬かっていましたが、

今日ザルに干しました。

その前に…

Img_0169

ご近所の方に苗をわけていただき植えていた赤シソも、何とか間に合い成長してくれました。

7月中旬、持参分と足して、塩でもみもみ。アクを捨てて、梅酢を加えると、

Img_0172

Img_0184

鮮やかな赤紫が美しいです。

Img_0176

こういう状態だったところへ、揉んだ赤シソと汁を加えました。

それからどうなったでしょう、今日見てみると、

P1010549

おお!梅干しっぽい!(笑)

P1010551
濡れ縁は、干し柿や梅干しなど、保存食作りの風景が似合いますね。

ザルに干して、(すでに美味しそう…)

P1010553

今日から三日間、お日様の力を借りて、おいしい梅干し作りのための、最後の工程です。

今後のイベント時などで、手作りの梅干入りおにぎりを「どうぞ」と振舞えそうでうれしいです。

というのも、先日、有機野菜を作られてる農家の方にお話しを聞き、印象に残ったことがあったからです。

就農時は他と変わらない「普通」のやり方で始めたそうです。

ところが、農薬を毎日のようにかけるので、作り手は自分たちでは食べないし、自分が作ったものを「どうぞ、食べてみてください」と言えない。そのことに疑問を感じ、今は農薬を使わず、土づくりから取り組み、とっても味の濃い美味しい野菜を作っておられます。

何より、畑を見に来た人に、その場で採って「どうぞ」と食べてもらえる。

そんな当たり前のことが現状の農業ではできないような状態が、「普通」の作り方になっているそうです。

市場や消費者、世の中の大きな流れの中では、そのやり方を変えることは「生き方を変える」くらいの大変なことだと言われたのが印象に残りました。

それでも、自分がやっていることに疑問を感じながら生きるのではなく、美味しいものや安心なものを望んでいる人、一緒にやっていこうと切磋琢磨する仲間と助け合い、

楽しそうに自然体で野菜たちを愛でている姿に、私まで元気をもらいました。

水俣エコハウスも、今は少数派の家だと思います。

同じような家を建てる人がたくさん増える、ということはすぐには起きないと思います。

それでも、しっかりと地に根差した長い目で、未来にツケを回さないような住まいと住まい方を提案する場がこの世の中に「在ること」が大事なんだと最近思います。

梅干つくりも初めてのことでしたが、暮らしの知恵や技や記憶は、やってみないと身につかないことばかり。

買えば何でもある今、こういうことに取り組むのは「梅干し」という「物」を手に入れるためというより、自然とともに「生きる力」を回復し、身につけるためだと思います。

地味なことのようですが、水俣エコハウスでも自分の暮らしのなかでも、重ねていきたいと思っています。

P1010554_3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年7月29日 (水)

台風の後

台風の影響でこのような姿に・・・

Img_0791
応急処置をして

Img_0792
支柱をたてて

Img_0793_3
頑張るんだ、ひまわりちゃん

(ちょっと支柱が短すぎたかな









| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年7月25日 (土)

歳時記で見るエコハウス(夏)

P1010537_3
夏です!

気温34度、室内も33度あります;

風が吹き抜けるため体感的に助かっていますが、まだ体も慣れておらず人間はぐったり気味、

そんな暑さの中でも、

「やがて死ぬけしきは見えず蝉の声」 ―芭蕉

P1010533

エコハウスの周りでも、ジージー元気に鳴いています。

冷房のない水俣エコハウス、暑さが我慢できないときに頑張ってくれるのはこの人(?)、

「一力の古扇風機風起す」 ―山口誓子

P1010546

畑では茄子やトマトやキュウリが日差しに負けず実をならせている姿に感謝というのか感心します。

「雑草に交らんと紫蘇匂ひ立つ」 ―篠田悌二郎

P1010539

人間も光合成ができれば、人間界の様々な問題がなくなるのでは、なんて思ったり。

草木や生き物たちの方が、静かに、力強く、賢く、共に、生きているのかもしれませんね。

「初なりの紫紺かしこき茄子かな」 ―日野草城

P1010548

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年7月23日 (木)

2015/7/23-ヒトコマ

Img_0780
今日のお昼はキュウリづくし。

ミョウガ以外は全てエコハウスの畑で採れたもの。

右上から時計回りに

トマトとキュウリとバジルのサラダ、キュウリとミョウガの酢の物、冷やしキュウリ。

冷やしキュウリは一本丸かじりしたいところですが

今回は乱切りにして食べました。

どれも美味しく頂きました。

畑の恵みに感謝ですね。

ただキュウリのレシピも尽きてきました。

オススメのレシピがある方は教えてくださ~い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年7月22日 (水)

掃除

水俣エコハウスでは掃除機は使っていません。

毎朝、全ての窓を開けて風を入れ、箒で掃きます。

年末には隅々まで大掃除、これがなかなかの大仕事。

なので毎日の掃除に加え、定期的に1部屋ずつ念入りにやってまわしていくことに。

今日は玄関。

Img_0132

手ぬぐい被って、手作りのはたきで、ぱたぱた、障子の桟の埃とり。

おばあちゃんがやってたなぁ~

Img_0145

高い天井の梁は、二階の廊下から顔を出してはたきをかけました。

Img_0144_2

細工の細かな美しい玄関ドア。

積んだ埃を掃除する時ばかりは泣かされます。

どうやって掃除しようかしら・・・?

Img_0134


ここでは筆が役に立ちました!

最後はきれいに拭きあげて、家も気分もすっきりです。

はたきや箒、雑巾がけ、

機器を使わないので今では「エコ」というのかもしれませんが、

そういうことよりも、手暇のかかっていた暮らし方が、不思議と逆にゆっくりとした時の流れや思いやりを生み出していたのかもしれない、

今私たちが見直そうとしていることは、そういう測れない部分なのだろうと思いました。

「エコ」とは使い勝手のいい言葉ですが、なぜ水俣エコハウスが「温故知新」をテーマとした住まいや住まい方を提案しているのか、本質を忘れたくないと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年7月21日 (火)

ちょうな、がんどうのこ、きかいじゃくり、よき…呪文ではなく…②

続きまして、

取り出されたのはこちら。

P1010513_2

お~なんだかすごい。「がんどう鋸」と呼ぶそうです。

木挽きさんの大ーきな鋸をイメージさせる、その縮小版のような姿。

この鋸を使って、木組みのための長いホゾを切り出していたそうです。

00000179

現在の作業場の風景を、水俣エコハウス建築時平成21年の写真から。

長ホゾが写っているものがなく残念ですが、作業場でホゾやホゾ穴の加工をされています。

見たかったな~

00000379

00000369

そして、現場で組み立てていったのですね!

さて、見せていただいた道具の最後はこちら、「きかいじゃくり」

P1010516

襖や障子などの建具が入る溝を加工する(「さくる」と言われます)ときに使っていたそうです。

鉋(カンナ)の一種ですよね。溝の幅に合わせて調節し固定できるようになっていました。

この道具ができる前は、鑿(ノミ)で削って掘っていたのではということ。手作業の道具も、仕事がやりやすいよう改良を重ね今の形があるのだなあと、歴史を感じました。

ちなみに、建具が入る上側の溝が上記の写真ですが、

P1010532

こちらは、下側の溝(レール)の写真です。

色が違いますね。建具が走るレールの部分は傷が付きにくいよう堅木を貼ってあるからです!こちらは建具屋さんのお仕事です。

大工さん、左官さん、建具屋さんはじめ、地元のいろんな方が関わりみんなで造り上げた水俣エコハウス。

随所にみられる細かな気配りにも注目です!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ちょうな、がんどうのこ、きかいじゃくり、よき…呪文ではなく…①

ご近所の方が昔の大工道具を見せてくださいました。

昭和30年代、集団就職の「金の卵」で東京へ出て、大工をされていたそうです。

その頃まで、今みたいな電気を使う道具はなくみんな手でやっていたそう。

P1010510


こちらは、「手斧(ちょうな)」、材木の荒削りに使われていました。

一度見てみたいと思っていたものなので、実際見せてもらい嬉しい管理人。

00000181
平成21年の水俣エコハウス建設時の写真でも見つけました。

「手斧立て」といい、大工が工事に取り掛かる最初の日に、安全を祈願して行う儀式だそうです。

00000200

儀式として関係者が一人ひとり、梁を手斧ではつって(削って)いったそうです。自分の足をはつらないよう気を付けて…

皆さんが削っている立派な木材は、今はこうなってエコハウスを支えてくれています。

P1010521
これらの梁、上下には丸太の丸みがそのまま残っていますね。

それをこちらでは「べんこ梁」と言われますが、漢字を知りたくて検索しても出てきません。

同じものを「太鼓梁」と言うようですが、それの方言でしょうか?ご存知の方は教えてください!

手斧の柄の独特の曲りは、立木の時から蔓で縛ってクセを付けておくそうです。道具作りはいい仕事をするための土台だったことを感じます。

今はほとんど使われることはない道具たち、それらを使う技も失われていくのでしょうか?

P1010512

これはまた恐ろしげな。エコハウス畑への侵入者が持っていた?

いえいえ、これは「よき」といいます。

P1010524

こちら、薪割り用のエコハウスのよきです。

大工さんのと刃の形が違いますね。

P1010527

先ほどの「べんこ梁」は、そのまま壁の外へ抜け、エコハウスの長い庇を支えています。

斜めに落とされている部分など、以前は機械がなかったので、この「よき」を使っていたと話されていました。大きな丸太から、よきや手斧で削っていっていたのですねえ。

すみません、また長くなり写真が入らないので、いったん切ります(^^;

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年7月19日 (日)

不法侵入?

Img_0087

大切に育てていたのにこの様な可哀想な姿に・・・

どうやらムジナ(アナグマ)にやられたようです

おまけにこんな穴がたくさん

Img_0107

これはモグラ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年7月15日 (水)

雨樋の修理②の2

次に、竹を切っていきます。

根を残した方がカッコいいかなと少し付けたままに。

P1010488_3

P1010496_2
さしがねも登場。

田口さんは、さしがねのことを「大工の基本。さしがねは凄い」と言われます。

さしがね一本で家を建てれるという規矩(きく)術の奥の深さは管理人には計り知れず…

P1010497_3
上の方は斜め切り、田口さんの修正が入ります。

P1010499_3
おやおや!銅線を入れる穴をあけると、ナマズ君が姿を現し、にっかり!

P1010500_4
前回のより竹が太く、銅線で絞めて止めていきました。

P1010502_2
完成です!

P1010503_2

不思議と、倉庫全体の立ち姿もすっきりとしたように感じます。

樋はもとから家に付いているもので、自分で作れる、修理しよう、なんて思いもしていませんでした。

でも、少し前までは身の回りにあるもので何でも作っていたのですよね。

竹は節さえ除けば長い筒になる優れもの。

それを生かして使うという、その観察力と応用力は既製品に囲まれている自分にはないものだなと、昔の人の知恵に触れると感じます。

樋を直すと、雨が降らなくなりました(笑)

水がちゃんと流れていくか、もう雨はイヤだと言っていたのに、雨降らないかな?

人間は勝手ですね。

来館者はほとんど中だけ見学して帰られますが、来られた際は、外回りもいろいろと見ていってくださいね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

雨樋の修理②の1

倉庫の竹製の雨どいが傷み、

Cimg7314
作り替えようと竹を取りに行って一か月以上、

水俣は雨が続き、残りの作業できずにいました。

梅雨も終盤の晴れ間、取り付けることができました〇

P1010475
前回はなかった工夫を田口さん(エコハウス建設時の大工棟梁)が考えてきてくださり、

まずは水を受ける地面を掘り掘り…

P1010477
砂利を入れて突き固め…

P1010476
おや、これは何でしょう?

P1010478

P1010480
なるほど!瓦をカットしたものを並べて、砂利を敷き詰め、クローバーの形のかわいい水受けができました(^^)

ハートの方がよかったと誰かの声が聞こえてきそう?

竹の細工にいく前に、ここで一息。

P1010483

田口さんの道具を見せていただきました。

道具箱ももちろん手作り、きれいですね!

P1010482
ノミの柄はグミの木。マットな黄色です。

散歩してると目にする葉の裏が銀色のグミの木が、こんな所で使われているとは。

お話を聞いていると、いろんな木がその性格が生きるところで使われています。

 



 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年7月11日 (土)

団体見学~最年少編~ ②

1階の見学です。

階段を下りてきてすぐ濡れ縁に出ます。

濡れ縁の下に置いてある薪を見ています。

普段小さな子供さんが来館されるとここが一番怖い所ですが、

わかたけ保育園のみんなは危ないところを理解しているようでこの態勢。

Img_0703

ここでは大人も子どももこうなるよね。

Img_0705

濡れ縁からの流れで引き戸、格子網戸。

Img_0709

何故か「ドロボー、ドロボー」と連呼していました。

捕まったドロボーをイメージしてしまうのでしょうか?

Img_0712

床下点検口は絶対に興味を示すと思っていたけど・・・

Img_0736

ここは予想通り、大人気。

Img_0719

トイレや浴室も見学して

Img_0721

土壁ぬり体験の土壁に興味津々。

Img_0725

この日は暑かったので水分補給の後、篠さんに疑問に思ったことを質問していました。

Img_0731


わかたけ保育園のみんなはとてもイイ子で管理人も助かりました。

次はお父さんやお母さんと遊びに来てね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

団体見学~最年少編~ ①

7月10日、わかたけ保育園の園児13名がエコハウスの見学に来てくれました。

まず玄関で挨拶。

「おはようございます。よろしくお願いします」

Img_0673
脱いだ靴はキレイに並べられています。感心、感心。

Img_0695
エコハウスのアドバイザーの篠さんから簡単に説明をしてもらいます。

ちゃんと正座をして聞いています。えら~い。

Img_0685
まずは2階から見学です。

階段は並んで順番に・・・

Img_0686
最初は廊下。

下が見えて楽しいね。

でも危ないから座って下にいる先生に手をふります。

Img_0691
次は子ども部屋を見学。

この部屋ではこれが気になるようで

Img_0737

熱心に説明を聞いている後姿。いいね~(笑)

Img_0699

腰に手を当てたり、後ろで手を組んでいる姿。子供がやると可愛ですね。

次は客間。

どこが気になる?

当然こっちでしょ?と思ったのですが

Img_0739

え!!そっち?

「こっちに木がいっぱいある」

Img_0694

子ども達が見ていたのは高校生が作った物置小屋の屋根でした。

Img_0740

次は1階を見学。

つづく。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年7月 8日 (水)

2015/7/8-ヒトコマ

エコハウスの畑で採れたキュウリ、トマト、大葉を使ってサラダに・・・

Img_0006
美味しくいただきました

この雨の多さでもたくさん収穫できるエコハウスの畑は優秀です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年7月 7日 (火)

2015/7/7 ヒトコマ

今日は七夕ですね。

連日の雨天、今日は降らずに曇っていますが、

夜空に星は見えるでしょうか?

Img_0008

エコハウスの七夕飾りも来館者に短冊を書いていただき賑やかになりました。

皆様の願いが叶いますように!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年7月 5日 (日)

雇われ者のホゾ!?


家の構造を形作るとき、金物の留め具を使わない伝統構法では、

柱や梁などの構造材をつないだり留めるにはどうしているのでしょう?

Img_0008_4

図のような突起(ホゾ)とそれが入る穴(ホゾ穴)を加工し、

両者を組み合わせて接合します。そこに込み栓を差し込んで留めるわけですね。

絵は単純に書いていますが、実際は幾種類もの複雑な組み方があり、ホゾとホゾ穴の形もさまざまです。

Img_0010

Img_0011

こちらはエコハウスに見本で作っていただいたものです。

これらは表面のホゾの形が見えていますが、ほとんどは材の内部に隠れて一体どうなっているのか分からない管理人。

ホゾとホゾ穴はどんな形で、どう繫ぎ合わされているのか…見えない部分が気になります。

前回、「込み栓」について書いた記事で紹介したこの部分、

面白い事を教えていただきました。

Kimg1427

柱と両側の梁、この3者を留めるのに、最初の絵のように自分たちの一部にホゾとホゾ穴を加工して差し込んでいるのではなく、

桧(ひのき)で作った別のホゾを中に入れ、そこを込み栓で留め、三者をつないでいるというのです。(下図)

Img_0007
水俣エコハウスの構造材に使っているのは杉です。

桧はそれより固い木なので、中に入れるホゾに使うことで、両側の梁を柱側に引き寄せる力がより強くなるそう。

また、材の端にホゾを加工しなくていい分、材料が短くても済むということもあります。

そして、私が面白かったのは、このような別の材を入れるホゾのことを「雇いほぞ」と言うことです。

雇われてしっかりここで働かされているのですね!?

Kimg1429

上からのぞいてよく見てみると…

確かに、色の違う別の木が入っているのが見えます。

出来上がってしまえば伝統構法の凄さは残念ながら素人にはよく分かりません(見えません)が、

それは見えない部分に技が詰まっているということで、

その知恵と技術はもちろん、一昔前までの日本人的な粋さも感じてかっこいいなと感心します。

皆さんも、水俣エコハウスに来られた時は、

伝統構法にも注目して見学していってくださいね!

謎を探すような楽しさがありますよ(^^)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2015年6月 | トップページ | 2015年8月 »