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2015年10月31日 (土)

水俣エコハウスの垣根から

はや10月もおしまいですね。

水俣エコハウスでは、落ち葉の季節がやってきています。

これから落ち葉を掃いたり、薪ストーブを付けたりと、冬の方が開館作業に時間がかかります。

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今日は、水俣エコハウスのコンセプトである「自然に対して何も足さない、何も引かない。

土と煙に還る」ことについて、作業をしながら感じました。

たいしたことではないですが、

例えば落ち葉も、

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グリーンカーテンの所の土の状態がよくないので、冬の間に、エコハウスで出るお茶がらや掃いた落ち葉を入れて混ぜ込んでみようと始めています。

去年管理人のIさんがプランターで一冬やったら、ほくほくの土に変身していました。

マジックみたい!

分子や原子のレベルまで化学して「改良」する人間とは違い、

木が落とした葉っぱが土をつくり、それで草木が成長し、それがまた・・・というシンプルな自然の営みは、改めて考えると不思議と驚異に満ちています。

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突然ですが、こちらは6年前の完成したばかりの水俣エコハウス。

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こちらは今年のエコハウスです。

何か違いに気が付かれますか?

そう、垣根の樹木たちがまぁよく茂って成長しています!

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水俣エコハウスの垣根は、虫が付きにくい効果もあり、イスノキ、マサキ、アラカシ、サザンカと混植してあります。

すっかり成長して支えの竹や柱は役目を終えていたので、今日取り外しました。

ここでまた、「自然に対して何も足さない、何も引かない。土と煙に還る」ことについて感じることが。

というのは、

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支柱の木と竹を、釘で留めてあったのですが、それを抜くのがなかなか大変。

錆びついてなかなか抜けない上に、釘の頭もなくなり、くぎ抜きが使えない!

水俣エコハウスの建物は、伝統的構法によって、金物の留め具を一切使ってありません。

木は木で組んで留める。

燃やすことも、落ち葉のように土に返すこともできない錆びた釘を手に、住まいが役目を終えたあとのことまで考えて造られている水俣エコハウス(や伝統構法)の意味に、改めて納得したのでした。

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古くなってよく乾いている竹は薪ストーブの焚き付け用に。

木の支柱もいい薪です。

垣根を支えてくれた後は、あったかい炎となって私たちを憩わせ、空へと還っていく。

本当に「何も足さない、何も引かない」、なのにこんなにいろんな「働き」となってくれている。

昔の人の自然に対する感謝の念が深いのは、そんな働きのおかげで生きていることを、日々実感する暮らしだったからなのですね。

今年も、薪ストーブに火が入りました。

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