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2020年11月

2020年11月28日 (土)

市報連載「水俣エコハウス通信-職人さんに聞く-」⑧

水俣市広報誌に連載中の「水俣エコハウス通信」第8回の記事です。

11月号は、(有)溝口工業の溝口亮さんのお話の前半です。

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「竹を編んで、土を作って、壁を塗る」建て方の水俣エコハウスですが、

いまでは家の建材に土を使うこと自体が珍しくなっているようです。

「左官さんの仕事」と聞くと伝統的な工法を想像しますが、現在はもっと幅広いみたいです。

設計者によって好みやスタイルも違うので、その人や家が求めているものを作っていく。

土壁も求められたら塗る、という時代なのだと教えてもらいました(漆喰を塗る家は多いらしいです)。

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本文中の写真にもありますが、土壁の土台を水俣では「えつり」と呼びます。

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これは水俣エコハウス建設時の写真。えつりに使われる竹が運ばれました。

竹は八代の井上産業さんから。孟宗竹の3年くらいのものが使われました。

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割竹を作って組んでいき、縄で編んでいきました。

縄は、シュロ縄で編まれているのが良いと昔から言われ、その中でも

黒色が十何年経っても外れない、ということで黒シュロ縄が採用されたようです。

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「良いものにはそれ相応の時間がかかるもの。ゆっくり時間をかけてやる。」

手で一つ一つ編んでいくという手間をかけて、えつりが作られました。

そこに土(小川産)を塗ります。藁を混ぜ込ませて馴染んだものを使います。

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土壁塗り

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外壁塗り

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仕上げの漆喰塗り

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左官さんの仕事は、土壁や漆喰塗りといった伝統的な工法に限らず、

大きなコンクリートの壁をどんどこどんどこ(ここでもコテやゲタ等の道具を使って)塗るようなこともされています。

街中の色んな場所で、左官さんの手掛けたものを探してみると面白いかもしれませんね。

 

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