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2021年2月 2日 (火)

市報連載「水俣エコハウス通信-職人さんに聞く-」⑪

水俣市広報誌に連載中の「水俣エコハウス通信」第11回の記事をご紹介します。

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今回と次回の「職人さん」は、浮浪雲工房の金刺潤平さんです。

水俣市坂口の浮浪雲工房へおじゃまして、紙を漉かれているところを見せてもらいました。

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これが、こうぞの皮を乾燥させたもの。

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そして、こうぞの皮を煮た原料。

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これを漉き舟に入れて漉くのです。

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11枚こうして漉いて、このあと一晩水を落として、

板に張って干します。

手間と時間のかかる作業ですね。

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「紙」のお話をお聞きしました。

記事にあるように、この手漉き和紙は天然素材100%。

繊維が形成する小さな穴が水分を吸着するので、部屋の中の湿度を調整してくれる。

おかげで蒸し暑い夏も過ごしやすくなります。 

またここでは伝統的なやり方で、繊維を潰して面と面を水素結合させているから、強くて破れにくいのだそうです。

エコハウスでもその丈夫さは実感しています。

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それから、世界の紙の中でも日本(を含む東アジアの一部)の和紙は長い繊維をそのまま使うので、少ない原料でも強い紙ができ、薄くて光を透過する紙が作れる。そのため障子のように建材としても使えるのです。(紙を建材として使っているのは日本だけだそうです。)

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障子を通してやわらかい光が入ってくるって当たり前だと思っていましたが、

そう聞くとなんだかありがたく思えます。

 

ちなみに、水俣エコハウスはいたるところに障子がありますが、場所によって障子紙の厚さが違っています。

例えば、客室の窓や家族室の開口部などはたくさん明かりを採り入れたいから薄めに

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ストーブの上の2階の廊下窓は、2階を使わない時は閉めて断熱したいから厚めに

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子ども室入口も、子どもが開け閉めするから厚めに、漉いてもらっています。

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エコハウスに来られたら、さわって確かめてみてください。

次回は襖(ふすま)紙についてお聞きします。お楽しみに。

 

 

 

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