土壁と漆喰について、展示で説明しています
水俣エコハウスでは定期的にいろんな展示を開いています。
自然素材や職人の技術を紹介する展示も続けています。これまでは障子や障子紙などを紹介してきました。
今回の展示は土壁と漆喰(しっくい:伝統的な壁塗り材)を紹介する展示です(4月末まで)。
土壁がどうやって作られるのか。漆喰とはどんなもので、魅力は何なのか。どんな素材から出来ているのか・・・をパネルや実物などで説明しています。
今回の展示にあたって、福岡県田川市の漆喰メーカー「田川産業㈱」さんにご協力頂きました。
田川産業さんが配布している漆喰のハンドブック(説明書)や、手軽に漆喰を塗りたい人向けの冊子も置いて頂きました。ここで皆さんに配布しています。
「塩焼きの消石灰」とは・・・漆喰の主な原料です。石灰石(海洋生物やサンゴなどの化石が地層化したもの)から作られます。
これにスサや糊などを加えて漆喰が完成します。
糊は海藻糊を使用したり、
スサ(繊維)は麻のスサを使用しています。
漆喰にも人工物を加えたものなどいろんな種類がありますが、海藻糊や麻スサなどを使って自然素材のみで作ることも可能です。
パネルには土壁の制作工程や、
土壁の原料と漆喰で作る泥団子づくり(子ども向けイベント)の紹介。
他にも漆喰工場の風景や、泥だんごの実物など。
展示期間は残り短いですが、ぜひ見にいらして下さい。
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