「畳干しにチャレンジ!」しました
前回のブログでは畳の展示を紹介しました。
今回はその畳のお手入れ編の「畳干し」のイベントを紹介します。
少し前までは畳干しの風景は当たり前だったようですが、今はめったに見かけなくなりました。
でも、自然素材の畳は湿気を吸収しやすいので、時々換気をしてあげることが大事に長持ちさせる秘訣です。
「畳干し」は、畳のためにも家全体のためにも、とても効果的なお手入れなんです。
というわけで・・・畳干しにチャレンジ!
講師は渕上畳店の渕上学さんです。
素人でも畳を傷めず簡単に上げられるように、S字フックを改良した「特製畳上げフック」を作ってきてくださいました。
早速このフックを使って畳を上げます。
畳の裏には、畳屋さんの暗号が書いてあります。これは畳の住所です。
畳は全部同じに見えても、実は部屋に合わせて1枚1枚少しずつ形が違うので、
住所通りの場所へ戻さないと、きれいにはまらないんだそうです。
みんなで運んで濡れ縁に干します。藁床畳なので、けっこう重いです。
風に当たった畳、気持ちよさそう。
次は2階の畳にチャレンジ。
ここは畳の上に本棚が置いてあるので、これをどかさないといけません。
下のように筒状にした新聞紙を片側ずつ咬ませてスライドさせると、簡単に移動させることができました。
でも普通のお家では家具を移動させるスペースもない場合が多いのでは?
そういうときは家具はそのままにして、畳の一部をめくって、缶ジュース(しっかりしたもの)や板きれを咬ませてやるだけでも、畳と床下の湿気をとる効果があるそうです。
これなら簡単にできそうですね。
畳が上がったら、普段は見ることのない床下のチェック(痛みがないか、白蟻がきてないかなど)をしましょう。
せっかくだから、掃除をします。
濡らしてちぎった新聞紙やお茶ガラをまくと、ほこりを吸着してすっきり掃けました。
みなさん、ありがとう~。
干した畳を戻しますが、人が良く通る場所はどうしても畳がへこんで段差ができています。
その部分には、畳の下に新聞紙をはさんで高さ調整。
湿気もほこりも段差もなくなって、すっかり気持ち良くなりました。
渕上さん、参加者の皆さん、ありがとうございました。
皆さんもぜひお家で畳干しにチャレンジしてみてください。
特製畳上げフックはお貸しできますので、必要な方は水俣エコハウスまでご連絡くださいね。
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