その他イベント

2018年8月 5日 (日)

「灼熱セミナー」が開催されました!

今年は「危険な暑さ」という言葉が飛び交っていますが、皆さんの地域ではいかがお過ごしでしょうか?

幸い水俣では猛暑日はほとんどなく、エアコンなしの水俣エコハウスでは変わらぬ毎日を過ごしております。

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お縁には梅干しが干され、風鈴が鳴り、室内では扇風機が回り、まさに「夏」!

そんな中、8月4日(土)、1年で一番暑い時季の一番暑い時間、14時のエコハウスで「灼熱セミナー」がスタートしました

「灼熱セミナー」とは、水俣エコハウスを設計された古川保さん(古川設計室/熊本市川尻)が、「暑いときにどう暑くなく過ごすか」をテーマに、実験を交えてお話しされるセミナーです。

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この夏のエコハウスの室温は午後に32℃程度。午前中はとても過ごしやすいですが、午後になると「暑いなぁ」と言いながら過ごしています。

でも夏だからある程度暑いのは当たり前! 風の気持ち良さを感じたりして、案外過ごせてしまうものです。

しかし、その「ある程度の暑さ」を越えたらエコハウスのような家はどうなるのか、「ある程度」とはどれくらいまでなのか。

今年は例年以上に暑さのことが問題になっているので、管理人も我が身のこととして真剣にお話しをお聞きしました。

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データを使いながらお話していかれます。
一番のポイントは、体が感じる「体感温度」の要素は気温だけではない!ということ。

湿度や気流(風通し)、輻射(床・壁なのど表面温度)など、いろんな要素が関係して、私た
ちは暑さを寒さを感じているそうです。
ということは・・・ 気温は変えられないけど、それ以外のことを工夫して調節すればいいわけですね!!
特に湿度と風の影響は、エコハウスにいれば日々実感すること!
調湿効果の高い自然素材ででき、風通しの良さとその心地よさは誰もが認める所だからです。
聞けば、湿度が10パーセント下がると体感温度は1度さがり、風速1mあればこれも1度さがるそう

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そこでこんな実験です。

クロスの壁と、木の壁と見立てた箱の中に、それぞれお湯の入った湯呑を入れ、蓋をしてしばらく待ちます。

さて、2つの素材の間に湿度の差(調湿効果の違い)があるのでしょうか!?

クロスと木ではちょうど10パーセントの違いがありました!もちろん木の方が低くいです。

ということは・・・ これで体感温度は1度は違いますよね!

扇風機が風速2メーターで2度、木や土壁、畳の造りによって1度。これで3度くらい体感温度が下げられることになります!

室温が33℃あったとしても、感じているのは30℃くらい。この程度だと、エアコンなしでも過ごせるということです。

エコハウスのような開放的で緑に囲まれた空間だとなおさらですね

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他にも、打ち水の効果(表面温度が下がりました)や、

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いろんなところの温度を測って、素材による違いを実感しました。

日なたのアスファルトはなんと48,6度 それが草むらは37,4℃でした。

アスファルトに囲まれたら異常な暑さになること、緑があるとどれだけ助けられているか、よく分かりました。

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軒を長く出すことも大切です。 水俣エコハウスの軒の出は2メーター近くあります。

デッキの先端は45,2℃。 室内の入り口付近では34℃まで下がっていましたよ!

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参加者の皆さんは、熊本から来られたご夫婦やご家族、水俣在住の方など17名。

1人約100W発熱してるそうだから、この日は全部で・・・(笑)

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自家製の梅ジュースやキュウリの漬物で涼を取りながら、セミナーは16時で一旦終了。

その後、熊本地震の経験をもとに、地震の性格や古川さん設計のお家の被害の特徴や、伝統的構法の強みを聞かせていただきました。

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終了後は、皆さんエコハウスを見学したり、古川さんに質問したり、おもいおもいに過ごしていかれました

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近所のおじさんに教えてもらって作っておいた「竹の水鉄砲」も大活躍♪

夏を夏らしく過ごしていると、思わず笑い声が弾けます^^

今はエアコンがあるのが当たり前で、少しでも暑いと悪い事のように受け取られる感じがして、見学者を案内するときにどこかそういう意見を気にしている自分がいました。

でも、古川さんのお話しを聞いていると、

そもそも「快適」である必要はないんだ。人間には環境に対応していく力と知恵がある。それを活かし、強めていく方向を向いていくこと。

それがこれまでの各地域、世界中の多様で豊かな文化も創ってきたのだと感じます。

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35℃以上のような環境で、こういう住まい方・暮らし方をしようと言っているのではない。

水俣のような、猛暑日が365日中4日程度の地域、自然豊かな田舎で窓を大きく開けて過ごせば、体感温度30度程度で過ごせるところでは、こういう住まいや暮らしをしていこうよ! 

そういう極めてシンプルでまっとうなことが提言・実行されているのだと腑に落ち、なにかスッキリとした管理人でした。

私自身、そういう「生き方」にまでつながる住まいと暮らしを、肩ひじ張らずに自然にやっていきたいと思います。

水俣の山や海や生き物たちを感じ、助けられながら、共感する人達とともに。

皆さんは、どういう住まいや暮らし方を選択していかれますか?

ひとつの「モデル」として、水俣エコハウスをのぞきに、遊びに、体感しにいらしてくださいねヽ(´▽`)/

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2018年7月12日 (木)

「灼熱セミナー」を開催します!

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夏が来ました!真夏が!!!

そんな暑い夏のエコハウスの恒例行事といえば・・・

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水俣エコハウスの設計者、古川保さん(熊本市川尻)による

「灼熱セミナー」でしょう~ 
「暑いときにどう暑くなくすごせるか」をテーマに、今夏も古川さんがセミナーを行われます。
日時:8月4日(土曜日)  14時~15事半
場所:水俣エコハウス
参加費:無料
一年で一番暑い時期の暑い時間のエコハウスで、っていうところが徹底してますよね!?

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人の体感温度を左右するのは気温だけではないんです。

風や湿度、床や壁の表面温度なども大きく関わっている「涼のメカニズム」を実験を交えてお聞きします。

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軒先や土壁、植栽部分や外のアスファルトなど、いろいろな所の温度を測ったり、

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家を作る素材(土壁漆喰やクロス)による効果や違いを比べたり・・・

「暑い、暑い」と何となく過ごしているけれど、理論的な解説を聞き、

気温だけで「暑さ」を判断しがちな傾向を見直し、体感温度を下げる工夫に意識がいくようになりました。

皆さんも是非、家の造り方や生活の仕方に役立ててください

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去年は残念ながら台風の影響で中止となったので、今年は無事開催されることを願いながら、皆さんのお越しをお持ちしています!!

飲み物を持って、水俣エコハウスに集合!です

申し込み、お問い合わは水俣エコハウスまで、お電話でお願いします。

☎ 0966-84-9006 

開館時間:10時~16時 (月曜日休館)

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2018年6月19日 (火)

薪ストーブ体験会‐シーズン後の手入れ‐を行いました^^

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年に一度のこの「光景」!
エコハウスで天体観測?なわけないし、何か分かりますか?
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そう! 今年も薪ストーブのシーズン後の手入れを行いましたよ♪
写真は、薪ストーブの内部です。
住まいや暮らしの日々の作業を皆さんと行えるように、「興味のある方は一緒にどうぞ!」と市報で呼びかけて迎えた当日。
嬉しいことに五人の薪ストーブユーザーが集まってくださいました
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煙突ブラシを煙突に突っ込んで、煤(すす)を落としていきました。
1枚目の写真をもう一度見ていただくと・・・
黒いのが冬の間に付いた煤で、奥の筋状の部分が、ブラシをかけた跡です。
ブラシを煙突に突っ込んだとたん、煤がさーっと出てきたときは、「おお!」という声があがりました。
見ていただけの参加者にもやる気スイッチが入っていきます(笑)
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あららら、灰がたっぷりたまっていますね
こちらはストーブのどの部分か分かるでしょうか?
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天板を取り外したストーブ内部(再燃焼室)の部分です。
はじめて天板を取り外してみると、8年の間に少しずつたまった灰と錆が
みんなでお掃除♪
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水俣エコハウスに掃除機はないのですが(今どきスゴイ!)、
今回は業務用の?掃除機をお借りして、灰と汚れをどんどん吸い取っていきました^^
大のおとなが寄ってたかって、一生懸命に、なんだか愉快!(笑)
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皆さんだんだん作業が止まらなくなって(笑)、
管理人の思うつぼに、いやいや、掃除にはまっていかれ、
取り外せる部品を外しだし、
あらゆるところをきれいにしてくださいました。
おかげさまで、本当に隅々まできれいになりました~
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部品は気持ちのいい藤棚のしたに持っていって作業。
参加者同士で、薪ストーブ談義に花が咲き、なんだかいい感じ!嬉しいな♪
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天板の裏側も、煤と錆で真っ黒だったのですが、
錆もこそぎ落として、油も塗って、無事復活!
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こちらも初めての、ガスケットロープの交換作業です。
扉などの開口部が密閉されるように、開口部の周囲にぐるりと専用のロープが付けてあるのですが、これもボロボロに
新調しました!
 
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今回の作業を通して分かったことは、「薪ストーブユーザーは薪ストーブが大好き」ということです(笑)
皆さんだんだん動かずにはいられなくなって、
ああしたらいいんじゃない?、これを使ったら?、こうしてみよう!と、
わいのわいの自分たちで楽しんでおられ、
「イベント」とはまた一味異なる会となりましたo(*^▽^*)
 
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こちらは後日管理人が行ったのですが、
外側の錆をワイヤーブラシで磨いてきれいにし、ポリッシュという塗料を塗って仕上がりです!
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おおお~かっこいい~
すっかり身ぎれいになった上に、重厚感を取り戻し、
今どき珍しい?渋いかっこよさに、思わずドキリ!
冬に使っているあいだはもちろんですが、
こんなふうに時間をかけて手入れをすると、愛着も増して大事にするし、
季節と気持ちの切り替えにもなることを実感します。
水俣エコハウスが行っている日々のなかの住まいと暮らしの手作業を、
今後も皆さんと一緒にやっていきたいと思っています。
そんな輪が、皆さんのお家と繋がり、広がっていきますように^^
今回参加くださった皆さん、ありがとうございました!!!

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2018年5月30日 (水)

住宅相談会を定期的に開催します!

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建築士会水俣芦北支部の方々に、無料で相談に応じてもらえる水俣エコハウスでの「住宅相談会」
今年度は奇数月の第2土曜日に開かれすよ!
ということで・・・今年度の1回目の住宅相談会は、5月12日(土)の苔玉作り体験会と同時開催されました!!
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「住宅相談会」というと、「新築や改修とか、大ごとする時でないと相談することなんてないし」とか、「何か勧められるんじゃないかしら」というイメージがありませんか?
でも、そんなことは全くありません!

建築士会水俣芦北支部青年部の活動の一環で開催し、ちょっとした困りごとでも、何でも相談に応じてもらえます

そんなこと言っても、具体的には!?

今回、この方のご相談は、「家に熱がこもって夏の暑さに耐えられない!でもエアコンはなるべく使いたくない。できれば自分でできる改善方法はないか?」というものでした。
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それに対して、家の造りを聞かれ、どこに問題点があるか、どんな改善策があるか、丁寧に答えられていました。
風の流れ方の特徴や、窓の開け方の工夫(全ての窓を開けるより、季節ごとの風の向きを知り、それに対する箇所を開ける、入口より出口を大きく開ける、など)などの回答から、
天井裏に断熱材を入れる対処法まで。
エコハウスが話の例に使われていて、管理人も嬉し
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今回は2組の相談者があり、こちらの女性は、築70年の古い家に引っ越したが、手をいれるところがいっぱい!で、お話を聞かせてもらい参考にさせてもらえればというようなことでした。
お家の各写真を撮ってこられていたので、それを見ながら、話が盛り上がっていましたよ。
今回はイベントと同時開催ということで、スタッフも設計士さんから大工の棟梁まで、オールスター勢揃い
管理人も聞かせてもらいましたが、これはなんと贅沢な場だろう、是非多くの人に利用してほしいと心から思いました。
家のことを改めて見直すいい機会にもなること間違いなしです!

次回は、7月14日(土)の10時~12時です。

建築士会のメンバーのどなたかが、その時間帯エコハウスで対応されます。
お気軽にご利用くださいね○

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2018年2月27日 (火)

薪ストーブ体験会を開催しました^^

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あれれ、ブログのタイトルは「薪ストーブの体験会」なのに、畑の講習会か何かの間違いでしょうか!?

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いえいえ、今日は一日を通して、薪ストーブの体験会を行いました

エコハウスの来館者でも薪ストーブに関心を持たれる方は多いですが、家に取り付けるとなるとためらうことも多いですよね。

かといって、煙突のある家にのぞきに行くわけにもいかないし・・・

ここはモデル住宅のエコハウスの出番!ということで、薪ストーブの体験会を企画しました。

1枚目の写真は、ストーブの灰受けに溜まった灰を畑にまいているところです^^

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3組7名の参加者にも体験してもらいながら、火を点ける前の作業からスタート!

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お~ついた、ついた!

皆さん関心のある方々だけに、熱心に説明を聞かれ、反応も上々!ありがたいことでした

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参加者は、「取り付けてみたいけど、実際どうなのか体験したかった。」「電磁波アレルギーでエアコンが使えないから、薪ストーブはどうかなと思って」といった方々。

10時の火つけから、薪ストーブの特徴や普段の手入れの仕方、シーズン後の煙突掃除の方法まで、丁寧に説明することができました。

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さて、暖まっていく薪ストーブを前に、料理の下ごしらえをみんなで^^
そう、薪ストーブは暖房用だけでなく、調理器具としての楽しみ方もあるんです

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今回は、天板で野菜の煮込み料理とナンを焼くことにしました♪

1人1枚、マイ・ナンをのーびのーび伸ばします♪

あ、テーブルの上の焼き芋は灰受けの中でじっくり焼いたものですよ

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鋳物の薪ストーブ本体は200℃から250℃で温度を保つようにしています。

天板にやかんやお鍋をかけたり、こうして生地を焼いたりするのにも使えます!

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ダッチオーブンを使った野菜の煮込み料理(トマト味とカレー味)も天板の上で、コトコト。

おいしそうに出来上がりました*^^*

ちょうど時間はお昼! みんなでいただきまーす〇

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調理の待ち時間には、エコハウスの見学も。

居心地の良さが、自然素材や地元の職人さんの手によることに皆さん納得^^

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1日を通して台所や洗面所、子ども部屋などを実際に使うことで、使い心地等を体感してもらえたのも良かったなあと思いました。

見学だけでは分からないこともありますもんね。

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さて、お腹も関心も一通り満足し、火も落ち着いたところで、次の調理体験へ!

薪ストーブの中での調理法です。

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専用のクッキングスタンドを中に入れ、その上にダッチオーブンを乗せ、オーブンのようにして調理ができるんです♪

お鍋の中身は・・・

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美味しそうな匂いと湯気が上ります!

エコハウス製のバジルソースをからめた野菜のごろごろ焼き。

蒸し焼きのようになって、野菜のうまみが際立ちます

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こちらは焼きリンゴ! 甘いいい香り~♪♪

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薪ストーブの一番の良さは、これじゃないでしょうか!

火があるとその周りに人が集まってきて、こんな和やかでいい笑顔の空間が自然とできること

今回の体験会は、薪ストーブと参加者の皆さんとで、とても居心地のいい1日となりました。

また、結果的に「水俣エコハウス体験」ともなっていたことも、良かったなあと感じました◎

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2017年12月22日 (金)

冬のイベント「ミニ門松をつくろう!」別巻

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前回ご紹介した「ミニ門松作り」の催しがエコハウス室内で行われている、その外では・・・

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なんだなんだ?、縄紐がぐるぐると道端に・・みんな座り込んで何をやっているのかな??

なんだか切っ先鋭いものあ見えますね~

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そうです! 

水俣エコハウスの玄関に飾る門松を、今年もスタッフや近所の方と作りました!

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イベント参加者のミニサイズとは違う、本格的な門松。

前日に若者?3人がかりで、太い竹を6本、斜めにシャキンと鋭く切って準備万端

節が切り口に来るようにして、笑った顔に見える「笑い竹」にしましたよ^^

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下部を稲わらを編んだ「こも」で巻き、それを縄紐をぐるぐる巻いて縛ります。

縄紐は、ただ「ぐるぐる」ではなくって、下から7周、5周、3周と巻き、「七五三」になっているんですよ~どこまでも縁起がいい!

最後は「男結び」という結び方で留めるのですが、年に1回では私たちでは結び方を忘れていて エコハウスを建てた時の棟梁とご近所の方が腕をふるってくださいました!

なんだか道端のこの風景、懐かしい感じがするな~

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さあ、いよいよ松や梅、南天で飾り付け!

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お~、これはまさに「門松」だ!

赤い南天が映えますね!
 
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水俣エコハウスの入り口に立派な門松のお目見えですヽ(´▽`)/

道行く人とも「立派ですね~」「もうこんな時季ですね~」と会話が弾みます。

家庭ではなかなか作ること・飾ることがなくなった門松ですが、こうして飾ると、やはりその時季だけに訪れる特別な気分が一気に生まれてきます。

それは、一流れに過ぎがちな日々に立ち止まり、「ああ、今年も終わるんだなあ。新年を迎えるのだなあ!」と、気持ちを新たにする機会となるものだと、門松のある入口を出入りする度に実感します

さあ、今年も残りわずか!

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2017年12月20日 (水)

冬のイベント「ミニ門松をつくろう!」開催しました!

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おや、赤い旗がひるがえる水俣エコハウス、何が始まるのでしょう~

12月も中旬の日曜日、1年の締めくくりのイベントといえば!?

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普段は駐車場の空き地に、竹が並んで参加者を待っていますね。

恒例になりつつあるミニ門松作りのイベントです

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材料の竹や松、梅、南天は、スタッフや関係者、ご近所の方が伐り出して運んでくださったり、庭のものを提供くださったり・・・ それを前日にエコサポメンバー(エコハウスサポーター)らで切って用意しました。(↑写真は前日光景)

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市報での募集案内と同時に申し込みが殺到し、泣く泣くお断りした方多数の人気の催し

今年は10組13名で行ないました。

まずは外で、竹を斜めに切る作業からスタートです!

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去年は親子での参加がほとんどでしたが、今年は大人お1人でが多く、唯一の女の子。

おばあちゃん(お若い!)と、「斜めにきれいに切れてないよ~」「難しいんだよ~」とかけあいながら、力を合わせて作業^^

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あら、かわいらしい「笑い竹」!

ここまで完成したら、室内へ移動していよいよ飾り付けです!

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一気に賑やかな会場雰囲気になりましたね。

用意した松と梅と南天を各自の「センス」で飾り付け☆彡

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あ、その前に・・・飾りを挿していく隙間に吸水スポンジを詰め込んで、植物が少しでも長持ちするように工夫しています。
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皆さんバランスを見ながら、熱心に飾り付けていかれました^^

材料集めにいつも苦労するのですが、今年の南天は、エコハウス常連さんにご近所の方を紹介いただき、いつになく大玉の美しいものを頂くことができました!

いろんな方のご協力のおかげで成り立つ催しだと再実感~

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さて、飾り付けに一段落したら・・・お次は何をしているのでしょう??

去年まで水引で作った飾りを管理人が事前に用意してお配りしていたのですが、今年は皆さんと一緒に作ることに!

「う~ん、どがんなっとっとね?分からん!」「難しか~」

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う~ん、これはちょっと難しい試みだったかなと思ったのは束の間、だんだんと、覚えた方がお隣の方に教えてあげたり、参加者同士の交流にもなっていって、和やかなとてもいい雰囲気が現れ、「良かった~」と嬉しい時間となりましたo(*^▽^*)o
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じゃじゃ~ん!ヽ(´▽`)/!ミニ門松の完成です!!

素敵ですね~!

皆さん、とても満足して喜んでおられ、「ミニ角松がこんなに立派に完成するとはおもいませんでした。来年はよいことがありそうです。」という嬉しい感想をいただきました。

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最後は、薪ストーブで焼いた焼き芋を頬張りつつ(もちろん、エコハウスの畑で採れたお芋です(^-^))、満足いくまで水引飾りを仕上げたり、お喋りしたり。

2017年に感謝と、来る年の幸せが願われる皆さんのお家に、この手作りミニ門松が飾られていることを想像すると、エコハウスまで幸せになる気分です○

ご協力いただいたすべての皆さん、参加者の方々、ありがとうございました!

 

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2017年11月23日 (木)

薪ストーブ火入れ式(関係者交流会)を行いました

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♪さざんか、さざんか咲いたエコハウス~薪ストーブだ薪ストーブだ、火がついた~♪

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♪あーたろうか、あたろうよ~ 火を囲めば笑顔だよ~♪

すっかり冬らしくなり、水俣エコハウスでは薪ストーブが活躍を開始しています!

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おや、珍しい 夜のエコハウスが開いていますね。
あったかそうな賑やかな声、外は寒いし、のぞいてみましょ~

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今夜は「火入れ式」と称した、水俣エコハウス建設に関わられた方々を招いての交流会です^^ 
建てる時だけでなく、何かと関わりつづけてくださっている皆さんに、年に一度集まって火を囲んでゆっくり過ごしていただける会は、エコハウスにとっても管理人にとっても貴重な機会となっています。

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今年は新しい参加者もあり、皆さんに自己紹介してもらいました。

よく顔を合わせる方も、そんなことを考えてお仕事されてるのか~など新鮮さもあり!

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愉しい夜になくてはならないのは、美味しい食べ物!(と、もちろんお酒!?)

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管理人は2日前からおでんを仕込んで準備にいそしみ、

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菜園では食材を調達( ̄ー ̄)ニヤリ

おでん、ピザ(採れたバジルとにんにくでバジルソースも)、畑で採れたもので酢の物、サラダ、落花生の塩ゆでなどなど。(写真を撮るのをすっかり忘れていました
ピザはもちろん薪ストーブで焼きました 

印象に残っているのは、会が終わって帰るまでのひとときのこと。
皆さん「いい気分」で室内を見てまわり、建具屋さんは建具をすりすりなでなで、大工さんは柱や壁をすりすりなでなで。
「ここはこがんだったな~今はこがんなったな~」と話しながら触って見てまわられる姿には、職人さんの愛情があふれていました。
それは薪ストーブの火のように、あったかいものでした

これからもいろんな方々に関わっていただけるような、いろんな方々が足を運びたくなるような、「あったかい」場所でありたいものです。




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2017年11月10日 (金)

満月の夜の影絵会を催しました〇

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おやおや?皆さん集まって何をしているのかな?
何かお楽しみが始まるのかな!?

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おやおや?これは何だろう??

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そう、水俣エコハウスの手すき和紙の障子を使って、影絵会を行いました!!
切り絵を使って障子の補修をしていたときに思いついた企画。
管理人3人で一座を旗揚げし(!?)、台本・大道具・小道具作りから役者までをこなし(!?)、

さる11月の満月の夜、ご近所の方々に声掛けをして上演(上映?)しました。

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一幕目は、「これ、何だろう?」の物当てクイズです。
トイレットペーパー、コップ、布ぞうり、蚊取り線香、ハエ叩きなど。
子ども達はビックリするくらい勘がよくて、当てるのがはやいこと!

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盛り上がり、つかみはオッケー!
管理人は障子の裏↑でほっ(笑)
影ってホントに面白くて、はまります!!

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あ~れ~ 今度は何でしょう??(笑)
第二幕は、「ママ、ママお腹が痛いよ」という絵本を参考にした劇です。

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パンパンに膨らんだ子どものお腹から、次々に物が出てくるというストーリー。

お医者さんとお母さん役を管理人が演じています。

子ども役は誰かって?

これ、手作りの模型なんです(笑)

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劇の全容はFacebookに動画で載せていますので、よければご覧ください(笑)

子ども達の率直な感想が漏れ聞こえるのもご愛嬌(笑)

https://www.facebook.com/minamataecohouse

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三幕目は、切り絵とススキやモミジを使った影を音楽に乗せ、「影絵の風景」を楽しんでもらいました。

色がつくとまた幻想的で美しかったです。

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最後は、漆喰の白い壁を活かして、参加者みんなで影絵遊びの時間にしました^^

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子どもはもちろん、大人もすっかりはまって遊んでいました♪

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「夜のこんな空間もいいですね」「障子で面白いですね~」「子ども心を思い出した」などのご近所の方々の感想に、水俣エコハウスのコンセプト・素材・造りを活かしながら、「イベント」とは一味違う、ひと昔前まで自分たちで行なっていた「近所の子供会」的な雰囲気の催しが実現できたかな、と思います。

(写真↑は、子ども達が道具を使って遊びだした影)

水俣エコハウスは、地域の自然素材と造り手によってつくられた、地域に開かれた「お家」を目指しています。

そんなエコハウスならではの催しの幅を広げることで、そこに生まれる空間や交流や笑顔の幅も広がっていけばと模索しています。

影絵一座も一回ではもったいないよね、来年の夏には怪談物かな!? あ、でも夏の夜は暗くなるのが遅いからな~、

なんて、自分たちも楽しみながら☆

 

 

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2017年9月 6日 (水)

「涼を呼ぶ苔玉作り体験会」開催しました^^

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9月3日(日)に開催された「苔玉作り体験会」!
苔玉君、出来上がる前から涼を呼んでくれ、秋のような気候の気持ちのよい1日。
今回のイベントは、いつも水俣エコハウスの活動に協力いただいている熊本県建築士会水俣芦北支部の青年部の皆さんが主催となって行われました。
さあ、始まるよ~♪

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なんだか素敵な会場の雰囲気ではないですか??
エコハウスの管理人として嬉しかってのは、この藤棚の下を活用しての開催です。
緑がさわさわ、風がそよそよ、そんななかで土や植物に触る時間は、人も自然もみんな繋がった水俣エコハウス的な心地よさがありましたo(*^^*)o

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なぜに建築士会が苔玉を??と思われる方もおられるかもしれませんね(笑)
今回講師を務めた青年部長さんは、ある造園業の方と出逢ってその世界に感動し、本業の合い間に通うようになり、すっかりはまって習得。
イベント開催に向けた準備を通して、その苔玉に対する愛情に感心させられっぱなしの管理人でした。
やっぱり「好き」って、何よりのエネルギーなんだなあと実感!
(本業は何かも気になりますよね(笑) )

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前半の作業は、苔の玉にするための用土作りです。

ピートモス(水性植物が泥炭化したもので繊維が長い)を刻んだり、

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バーク堆肥の堆肥成分を水で洗い流してしっかり絞ったり。
苔は胞子で増えるため、肥料分は必要ないんだそう!
用土に何を使うかに決まりはなく、オリジナルを調合してもいいそうです。
(管理人には何段階も先の話だなぁ(笑))

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そして、肝心の苔です!
緑の部分だけ残すよう、ハサミでちょきちょき、不要な部分を落としていきます。
山に生えた杉の根元から採ってきたこの苔さん、たっぷり量があり、みなさん根気強く作業されていました。

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ほら、みんな気合が入ってきて、気付けば立って作業(笑)
下ごしらえした苔とピートモスとバーク堆肥をよく混ぜ合わせて用土の完成です!!

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いよいよ後半の苔玉の形成です\(^o^)/

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こんなふうにボールの中に、植物を植えこみます。

やがて生えてくる緑の苔もお楽しみですが、この植え込み植物がまた素敵ですよね

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今回は、シダやモミジ、南天、山紫陽花などの植え込み植物が用意されていました。

「どれがいいかなあ??」

「それとこれば交換しまっしょか^^」  

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あら、かわいい

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苔玉が出来た人から、木の枝を使って飾り台も作りました。

ちょっとしたものを活かして、素敵ですね^^

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参加者の皆さんには、「楽し~♪」「初回はきちんと聞いておきたかったから、丁寧に教えてもらって良かった」と言っていただき、大満足のご様子にとても嬉しくなりました◎

管理人は実は「苔玉」というものが未知の世界でしたが、2ヶ月前に初めて作り、エコハウス中に飾ったりずっと水やりをしたりしていると、自然を身近にとりこんで暮らしを豊かにしてきた人の「たのしむ力」を再実感!

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「帰ったらどこに置こうかなぁ♪」と想像されながら作られていた皆さんの苔玉のこれからが楽しみですね。

参加された皆さん、青年部の皆さん、ありがとうございました!!!

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