コンポスト

2013年5月24日 (金)

キエーロ設置

今年3月に完成したコンポストですが、
使用状況やゼロ・ウェイストの取り組みを聞きたいとのことで
1年間に4回市報とともに発行されている「みなへら通信」の取材を受けました。

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実は物置の中に設置を心待ちにしていた生ゴミ処理容器「キエーロ」も
やっとエコハウスの庭に設置することができました!

◆生ゴミ処理容器「キエーロ」とは
神奈川県葉山町で普及を進めている町民考案の生ゴミ処理容器です。
土の上に置く「パクテリア de キエーロ」、庭がなくても使える「ベランダ de キエーロ」の2タイプがあります。

http://kiero.jp/index.html

この2タイプのキエーロは上記のサイトで購入することもできますが
ここはエコハウス流…市の職員さん達が材料を調達して作りました
ちなみにエコハウスは「バクテリア de キエーロ」のタイプになります。


まずはキエーロを埋めるため、設置場所の土を掘り下げます。
日当たりの良い南向きの場所を選ぶと良いです。

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キエーロを土に埋めます。
その際、キエーロの中にも乾燥した土をたっぷりと入れてください。

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太陽の光を通すため透明ポリカ波板で屋根を作ります。
管理人も慣れない手つきですがお手伝いしました。

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後は屋根を取り付けて完成です!

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- 使い方 -
1. 10~15cmの穴を堀り、生ゴミを入れ土をよく混ぜます。
  ・生ゴミは細かく刻むと良いですが、面倒な場合はスコップで刻んでも可
  ・穴はなるべく深く掘らないと臭いや虫が寄ってくる原因となる
2. 乾いた土をかぶせます。
  ・表面の土が乾いていることで臭いや虫の発生を抑える

分解するまで日数がかかるため、
できるだけ2~3日生ゴミを溜めて捨てると良いのだそうです。
また、キエーロ内を8等分に区切り、片端の1区画に生ゴミを埋め、
次は隣の区画に生ゴミを埋め…とずらしていくことで、
最初の区画に戻る頃には土に還っているという使い方をすると効果的です。

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- 注意点など -
・骨や貝殻、大きな種等は分解できない
・肉や魚類は分解しやすいが虫が発生しやすい
・逆に野菜類は分解が遅いが虫は少ない
・天ぷら油や米の研ぎ汁を入れると良い
・虫が大量発生した場合は熱湯をかけると良い


水俣市は環境モデル都市としてゴミの分別が細かく設定されていますが、
生ゴミ収集のない地区が存在しています。
コンポストを設置して生ゴミを捨てたり、畑の肥料として埋めた歳に
イノシシやカラスなどの動物が来て畑を荒らしていってしまうそうです。

このキエーロは動物が寄ってくる心配もなく、
コンポストよりも臭いや虫が軽減されるというメリットがあります。


エコハウスでもブログでキエーロの使用状況を報告していけたらと思います。

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