グリーンカーテンをつくりました。
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エアコンのない水俣エコハウス、風が抜けて気温ほど暑さは感じず、
来館者からは「涼し~。え!?本当にそんな室温あるの?」という驚きの声があがります。
それでも猛暑日の日は室温34度の日もあり、今夏の暑さにはまいりましたヨ。
草木もぐったり、グリーンカーテンも太陽に完敗?
それもそのはず、この暑さに加え、水俣では1か月以上雨のない日が続いています。
(夕立は1回だけ!)
古風な扇風機をお供に、「あっち~」と言いながら事務作業に励みます(笑)
赤く燃える唐辛子のように、太陽光パネルのように、私もこの暑さをエネルギーに変換して、せめて心は熱くありたいけれど・・・
とかなんとか弱音を吐いてはおりますが、
裏のコナラの木にどんぐりがついているのを発見!
それに昨日あたりから、エコハウスを吹き抜ける風の涼しさが明らかに違ってきたのを感じます。
この暑さのなかで季節はちゃんと移りゆく準備を始めてくれているのだなあと感心し、うれしくなりました。
暑い夏を「暑い!」と言って、打ち水をしたり、風鈴の音に涼を感じたり、
自然の小さな変化を喜び合ったり、しながら過ごしていると、
なんだか人間くさくて悪くないなあと、私たちが忘れていっているものがここにあるのを感じます。
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来館された方からよく言われる言葉があります。
「何だか入りづらい」
「家を建てる人が来るところだと思っていた」
決してそんなことはありません。
家を建てなくても、誰でも見学OK!
本よみ場として少しですが本も置いているので本を読みに来るだけでもOK!
管理人手作りの野草茶やハーブティーを飲みに来るだけでもOK!
エコハウスで採れた種も無料で配布しておりますので種をもらいに来るだけでもOK!
(ヒマワリの種はあとわずかです。欲しい方はお早めに・・・)
管理人とお話をしたいだけでも、もちろんOK!
少し入りづらいかもしれませんが、いつでもお待ちしておりますのでお気軽にお越しください。
休 館 日:月曜日、年末年始
開館時間:10:00~16:00
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来館者の方々も、皆さん「風の通りが気持ちいい」とおっしゃいます。
エコハウスのあちこちで秋の季語が見つかります。
秋の空は抜けるような青と白い雲、その二色で事足りる感がありますね。
そこにエコハウスの白壁が加わって、秋の情景も深まるようです。
朝顔は夏のイメージがありますが、秋の季語なんですね。
立秋以後は花は小さくなり日ごとにか弱くなっていきます。一回り小さく色も薄くなった朝顔が一つ咲いていました。
「朝顔の紺の小さき暮らしかな」-岡本猿人
「手がとどくいちじくのうれしさよ」-山頭火
その気持ち、よく分かります!
エコハウスの菜園の裏側にひっそりと咲く彼岸花。
燃えるような、寂しいような、里の秋のような花ですね。
水俣の作家、石牟礼道子さんの句、
「ふくろうのための彼岸花夜さり摘む」
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夏です!
気温34度、室内も33度あります;
風が吹き抜けるため体感的に助かっていますが、まだ体も慣れておらず人間はぐったり気味、
そんな暑さの中でも、
「やがて死ぬけしきは見えず蝉の声」 ―芭蕉
エコハウスの周りでも、ジージー元気に鳴いています。
冷房のない水俣エコハウス、暑さが我慢できないときに頑張ってくれるのはこの人(?)、
「一力の古扇風機風起す」 ―山口誓子
畑では茄子やトマトやキュウリが日差しに負けず実をならせている姿に感謝というのか感心します。
「雑草に交らんと紫蘇匂ひ立つ」 ―篠田悌二郎
人間も光合成ができれば、人間界の様々な問題がなくなるのでは、なんて思ったり。
草木や生き物たちの方が、静かに、力強く、賢く、共に、生きているのかもしれませんね。
「初なりの紫紺かしこき茄子かな」 ―日野草城
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「樹も草もしづかにて梅雨はじまりぬ」 ―日野草城
梅雨です。
雨の日の水俣エコハウスは、南側の大開口部を庭木の濡れた緑が鮮やかに縁取り、読書に耽りたくなるような静かな時間と雨の音が流れます。
先日家族室に敷いていたカーペットを濡れ縁で手洗いし(重くて大変でした!)、
夏用のい草座布団を出すと、すっかり夏仕様のエコハウスに。
「夏座ぶとんひとの全く来ぬ日あり」 ―及川貞
雨の日の今日はそんな一日。
来館者はやはりお天気のいい日が多いですが、この穴場的な雨の日のエコハウスにも、
本でも持ってゆっくりいらしてみてください。
最近のエコハウスでは花の植え替えを行っていました。
家周りのプランターや空いている所、駐車場の花壇などに、花いっぱい運動で頂いたサルビアやマリーゴールド、種から育てた向日葵や朝顔などを沢山植えました。
この時期の花と言えば紫陽花。
去年管理人が家から持って来て挿し木して育てた紫陽花が、今年はエコハウスに根付き、まだ小さいですが美しい色を楽しませてくれています。
「あじさいのどの花となく雫かな」 ―岩井 英雅
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春も深まり、初夏へと向かっている水俣です。
水俣エコハウスで見つけた光景を歳時記(俳句の季語辞典)で引いてみる、このコーナー。
春の季語が使える時期もそろそろ最後ですね。
季語の「こでまりの花」は、中国原産のバラ科の落葉低木の花です。
水俣エコハウスのこでまりは、近所のものが咲き誇っているのになぜか随分遅れていたので心配しましたが、こうして咲き始めました。
風も思わずそよぎ寄りたくなるような、美しい白が青空に映えています。
でも、こちらの句の方が、こんないいお天気の昼下がりには、誰かさんの本心にぴったりかも?
「こでまりや盃軽くして昼の酒」 波多野爽波
「畳目にまぎれて春の蚊なりけり」 岡本眸
そう、もう蚊の出てくる季節となりました。
夏の水俣エコハウスでは蚊取り線香が欠かせません。
しかし、夏に詠むのではなく、「春の蚊」として季語となっています。
ちょうど一匹の蚊が、まだどこか弱々しく管理人のまわりを飛び、ぱちりとやられて畳の上に。
エコハウスの畳の目はとても細かく、蚊もまぎれるのは難しい?
中は藁床なので足触りがとても気持ちよく、来館者も気に入られます。
立夏(五月六日頃)を過ぎればもう夏となりますね。
巡りゆく季節に合わせて表情を変えていく水俣エコハウスの情景を、季語に託してまたご紹介していきたいと思います。
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エコハウスにお連れした知り合いの方に、
「ここでは俳句がつくり放題だね」と言われ、
そんな目で見たことがなかった管理人は、歳時記を持参して改めて眺めてみると・・・
ありました、ありました、
歳時記に載っている句とピッタリのエコハウスの情景が―
「中空にとまらんとする落下かな」-中村汀女(熊本出身の俳人ですね)
季語の「落下」は、桜の花が舞い散るさまや散り敷いた花びらをいうそうです。
エコハウスの側に立つ桜の木の周りは、今落下で染まっています。
「藤の房吹かるるほどになりにけり」-三橋鷹女
季語は「藤」。
冬に剪定をして少なくなった枝から、藤の房が垂れ始め、風に吹かれるほどになりました。
「あを空や楓そよげば花がある」-伊藤東吉
季語は「楓(かえで)の花」。
楓類は新緑の開きかかる頃、暗紅色の小さな花をひっそりと咲かせます。
美しい新緑が風であおられるのを見上げると、赤い花がちらちらと揺れていました。
ここで管理人も拙い一句を…
「曇天にひびく足音 春の子ら」
曇りの日が続くなか、2階で窓拭きをしていると、外で元気に遊ぶ子どもたちの足音が周りに響きます。
春の妖精の子らがみ空で遊びまわり、その賑わいが曇天に吸い込まれていくような叙景が思われました。
このようにしてエコハウスを見てみると、新しい発見に楽しくなりました。
人だけでなく草木なども含めた、周囲にひらかれ繋がる空間として建てられた、水俣エコハウスの味わい方だと思います。
皆さんも、日々の暮らしをとりまく何気ないものとの出会いに、心を寄せてみてくださいね。
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