ちょうな、がんどうのこ、きかいじゃくり、よき…呪文ではなく…②
続きまして、
取り出されたのはこちら。
木挽きさんの大ーきな鋸をイメージさせる、その縮小版のような姿。
この鋸を使って、木組みのための長いホゾを切り出していたそうです。
現在の作業場の風景を、水俣エコハウス建築時平成21年の写真から。
長ホゾが写っているものがなく残念ですが、作業場でホゾやホゾ穴の加工をされています。
見たかったな~
そして、現場で組み立てていったのですね!
さて、見せていただいた道具の最後はこちら、「きかいじゃくり」
襖や障子などの建具が入る溝を加工する(「さくる」と言われます)ときに使っていたそうです。
鉋(カンナ)の一種ですよね。溝の幅に合わせて調節し固定できるようになっていました。
この道具ができる前は、鑿(ノミ)で削って掘っていたのではということ。手作業の道具も、仕事がやりやすいよう改良を重ね今の形があるのだなあと、歴史を感じました。
ちなみに、建具が入る上側の溝が上記の写真ですが、
色が違いますね。建具が走るレールの部分は傷が付きにくいよう堅木を貼ってあるからです!こちらは建具屋さんのお仕事です。
大工さん、左官さん、建具屋さんはじめ、地元のいろんな方が関わりみんなで造り上げた水俣エコハウス。
随所にみられる細かな気配りにも注目です!
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント